ヒプノセラピー（催眠療法）について

現在のお悩みや不調、トラウマなどの原因となっている体験をしたところまで退行し（場合によっては胎内へさかのぼる場合もあります）そこで体験した出来事や味わった感情を思い出し確かめます。

潜在意識には、胎内での記憶や赤ちゃんの時の記憶も残っています。

そのうえで思い違いがあれば修正し、またそのとき消化できなかったネガティブな感情を十分に感じ切ることで解放していきます。その経験を意味のある経験としてポジティブに受け取りなおすことにより癒されていきます。

忘れていたことや思いもかけなかったことが表面化してくることがあります。

記憶は作られるとも言われますが、記憶と現実が違っていることもありますし、頭で理解していたことと、心で感じていたことが違っていることもあります。

大人の自分にとっては何でもないような些細な出来事が心の傷になり、現在の思考や行動に影響を与えている場合もあります。これらのネガティブな感情や記憶は、癒されない限り潜在意識の中に残り続け、思考や行動に影響を与え続けます。

しっかり感じて癒すことで、根底から変化していくことができます。

また生まれてきた目的・使命、なぜ自分の母親のもとに生まれてきたのかなどについても確かめていくこともできます。最後になりたい自分のイメージも暗示でどんどん入れていきます。

いわゆる“アダルトチルドレン”の方など、幼少期での体験が尾を引き、生きづらさを感じていらっしゃる場合などに効果的です。

現在のお悩み、苦しみなどの原因が今世で経験したこととは別のところにある場合があります、。

過去世（前世）という言われ方がされていますが、潜在意識の中に残るトラウマの元となっている記憶です。

 特定のもの（尖ったもの、水、高い所、閉所、暗い所など）や土地、人に対する恐怖心、怒り、または体の不調、望んでいないのにもかかわらず、同じようなことを繰り返してしまうなど、考えてもわからないことの原因を探り、癒していくことで現実の問題を解決していくことができます。

過去世（前世）と言われるところの記憶に残る経験（職業や人間関係）が、今世に大きく影響を与えている場合もあります。その時の生涯で特に影響を残している大きな出来事などを中心に生涯全体を丁寧にたどりながら、今世との繋がりを確かめていきます。

また、ここでの経験、やり遂げたことや、やり残したことを知ることで、今世の自分が生きる意味、目的が感じられるようにもなります。

いわゆるパニック障害の原因はここにあることが多いようです。

なお、過去世（前世）が本当にあるのかどうかや、語られた話が真実であるかを確かめることに意味はありません。

興味本位ではなく、あくまで心理療法として、現在のお悩みや苦しみを改善し、いきいきと自分らしく生きられるようになることを目的としています。アメリカ人の医師、ブライアン・Ｌ・ワイス博士の前世療法がよく知られていますが、心理療法として大きな効果が期待できます。

 潜在意識が、あなたにとって必要なところへと導き、気づきやメッセージを与えてくれるでしょう。

インナーチャイルドとは、潜在意識の中のありのままのあなたです。

パーソナリティや才能、感受性、好奇心、いきいきとした感情、創造性など、その人らしさを司っている大切な存在です。

子どもの時、多くは保護者の愛情を得るため、自分を守るために、自分のありのままの感情を抑圧し、インナーチャイルドを傷つけたまま心の奥に閉じ込めてしまうことがあります。

また、インナーチャイルドは、個人的な経験の記憶だけでなく、歴史上、人類、あるいは動植物などが経験してきたすべての傷みの記憶も持っているとも言われています。インナーチャイルドこそ潜在意識そのものともいえるかもしれません。

傷ついたインナーチャイルドをそのままにした状態では、自分らしく生きることができません。怒り、孤独感、虚しさ、寂しさ、不安などが、癒すまでいつまでも付きまといます。何をしたいのかがわからない、自分が自分でないような感覚に苦しむこともあります。
インナーチャイルドを癒し、大人の自分とインナーチャイルドがしっかりひとつになること、コミュニケーションをよくとって信頼関係をとり戻すことが大切です。

インナーチャイルドケアでは、置き去りにしていたインナーチャイルドと再会し、会話し、向き合い、癒していくことでフリーズさせていた感情や時間を解放していきます。大人の自分とインナーチャイルドがお互いを理解し合うことで、自分らしさや自信をとり戻すことができます。インナーチャイルドが子どもらしさをとり戻すことで初めていきいきと自分の本質を生きることができるのです。

インナーチャイルドケアをメインで行う場合もありますが、幼児退行の流れの中で行うこともあります。

また繰り返し行うことで効果を高めていくことができます。

セッションの時だけでなく、毎日の生活の中でケアしていくことも大切です。

催眠状態になると、副交感神経が優位にはたらき、心と体が非常にリラックスした状態になります。また五感がとても敏感に働く状態になります。

催眠により開かれた潜在意識にポジティブな暗示を入れていくことで、新しいイメージを定着させ、思い癖や、やめたい習慣を改善したり、本来のあるべき自分、なりたい自分へと自分自身を変化させていくことができます。

スポーツ選手がよくイメージトレーニングを取り入れていますが、イメージの力はとても大きいです。イメージの力と暗示を有効に使っていきます。

試験や試合、プレゼンテーションなどの前に行うことも有効です。

何度も繰り返して行うことで定着しやすくなります。セッションの時だけでなく、ご自分でも自己催眠（セルフヒプノ）行うとより効果が増します。

思い癖も暗示となります。ネガティブな思考が身についている場合、今までご自分に繰り返し聞かせてきたネガティブな物語が暗示となって現実を創り出しているとも言えます。新しい物語を上書きすることで現実を変えていくことができます。

自己催眠のやり方については、セッションの時にもご説明させていただきます。

🌸ご希望やご状況に合わせて、セラピーの内容をアレンジさせていただきます。